【0番ホームのある駅】松本駅を訪れた時の記録

車両レポート

0番ホームのある駅・松本駅

0番ホーム?そんなのあるの?と思われるかもしれませんが、実はそれほど珍しくありません。これまでに訪れた事のある0番ホームの駅の中から今回は松本駅を取り上げてみたいと思います。

松本駅

国宝松本城をいただく長野県松本市の主要駅、松本駅。新宿発・特急あずさの終着駅の一つですし、中央西線、名古屋発・ワイドビューしなのも停車するので色々な意味で主要な駅と言えそうです。この松本駅には0番ホームが存在します。

 

松本駅0番ホームは篠ノ井線・当駅止まりの位置

0という表示は慣れないと違和感がありますね。では0番ホームの位置を確かめてみましょう。下の画像はJR東日本の公式サイトに載せられている松本駅ホームのマップです。

画像出典:JR東日本公式サイト
上記マップからもわかるように、1~5番線は通常通り、上り下り両方面用のホームに、0番は松本駅止まりの構造になっています。あとから0番を付け足したかのように見えますね。
なぜ”0”番なのか?
0番ホームが存在する理由は多々あります。その代表的な例として、駅長室のある駅舎側から見て1番線よりも手前にホームを増設した場合があります。国鉄時代、ホームの番号は駅舎に近い方から1,2,3…と番号が振られていました。そのため、1番線より手前にホームが必要になった場合番号を振り直すのではなく0番ホームとしたケースが多いようです。

篠ノ井線の中間駅なのに、松本止まり?の不思議

篠ノ井線は塩尻~篠ノ井間の路線になります。松本駅はこの塩尻~篠ノ井間に挟まれますので、少し不思議に感じるかもしれませんが、実は運用上、塩尻~松本間の列車が多いため、「松本止まり」が普通なわけです。また篠ノ井止まりという列車は無いのだそう。篠ノ井駅の少し先に長野駅がありますから、この場合は当然基点は長野駅になりますね。

上の画像からもわかるように、松本駅発・中央西線名古屋方面の列車の始発駅として0番ホームが使われる事があります。塩尻駅までは篠ノ井線となるため、駅表示は「篠ノ井線」という案内になっている訳です。

松本駅で見かけた列車たち

E351系・スーパーあずさ

松本駅と言えば、当駅止まりの特急あずさが有名です。

JR東日本のE351系車両を使用していた「スーパーあずさ」。制御式振り子方式採用で山岳地帯をブンブン言わせながら突き進んで走るスーパーな車両。残念ながらE353系への置き換えに伴い姿を消してしまいました。

E257系・あずさ

上の画像はJR東日本E257系車両。振り子車両ではありません。主に「特急あずさ」「特急かいじ」などの運用に充てられていましたが2019年3月16日のダイヤ改正の伴い、中央線での定期運用から外れました。現在では特急踊り子号の運用にも充てられるようになりましたので、よりなじみ深いものになりつつありますね。

JR東海383系・ワイドビューしなの

松本駅に停車する特急の中に、名古屋~長野間を走る特急ワイドビューしなのがあります。

特急あずさはいわゆる中央東線を、そして特急ワイドビューしなのは中央西線を通って長野方面へ入って来ます。使用車両はJR東海383系。制御式振り子装置を備えた車両で、木曽川沿いの線路をアグレッシブに突っ走る事で有名。さながらジェットコースターの様で乗っていて楽しい列車でした。

国鉄115系・桔梗ヶ原ワイナリー号

関東甲信越と言えば、115系が思い浮かびます。下の写真はかなり前に撮影したものでした。

115系桔梗ヶ原ワイナリー号

115系車両を使用した快速・桔梗ヶ原ワイナリー号の写真

こちらは115系電車を使用した快速「桔梗ヶ原ワイナリー」。思えばヘッドマークを戴いた115系列車は多かったように思います。LED表示全盛となった今、アナログなヘッドマークがどんどん減っていき残念です。

まとめ

今回は0番ホームのある駅として松本駅を取り上げてみました。様々な路線が交差する松本駅は乗り入れる列車もバラエティーに富んているため見ていて楽しいものです。

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