【お勧めは左右どっち?】383系ワイドビューしなの 座席を考察

車両レポート
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人気特急383系「ワイドビューしなの」は左右どちらの席がお勧めでしょうか?個人的には長野方面行の左側一択だと感じています。また振り子車両は酔いますか?酔い止め対策は?おすすめの車窓は?見どころをレビューします。

2019年12月更新

JR東海 383系の車両乗車レポート

前半は車両レポート。後半にお勧めの席や車窓の見どころを取り上げます。

さて、383系車両は、現在は主に「ワイドビューしなの」に使用されている車両です。いくつか特徴をあげましょう。

特徴その1 先頭車両が、長野行きと名古屋行きでデザインが違う

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こちらは貫通車両となる名古屋方面行き先頭車(普通車)。
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こちらは長野方面行き先頭車(グリーン車)。

通常6両1セット編成で、長野方面側が1号車。名古屋方面よりが6号車。時期により増結されるスタイルです。時々4+2両編成が運用に充てられますが、その場合先頭車両が展望グリーン車ではなくなる事があります。事前に調べる術が一般的には無いためこればかりは仕方ありません。

特徴その2 振り子車両

振り子車両とは?

カーブを高速で走行できるよう車体を傾ける事の出来る車両の事で車体傾斜式車両の一種。振り子車両はカーブで生じる遠心力の影響を少なくする為、自然に、あるいは意図的に車両を傾けています。

振り子車両の利点

校庭のトラックを走った時の事を思い出してください。カーブでは自然と内側に体を傾けますね。遠心力で体が外に体がもっていかれないよう、無意識のうちにしている事です。それと同じように車体を傾ける事でカーブが続く線路上をそれ程減速せずに走り抜ける事ができ時間の短縮となっています。

383系の振り子形式

383系では制御付き自然振子式が用いられています。これはカーブを検知して車体の傾斜角度をコンピューター制御制御するという物。かつての自然振子方式では傾きはいわば自然の遠心力に任されていました。その為カーブに差し掛かってから車体が傾きだすまでにどうしてもタイムラグが生じます。また揺り戻しの問題もありました。それらを解決する方法として制御付き自然振子方式が誕生したわけです。

しなのは酔いますか?

かつての自然振子式の場合カーブに差し掛かってから傾きだすまでのずれが乗り物酔いの原因になりやすかったと言われています。振り子車両は揺れますが、コンピューター制御ですので不自然な傾きにはならないようになっています。

よく、「酔いますか?」と聞かれる事がありますが、個人的にはむしろ快適なのでは?!と思います。座席前のトレーに飲み物を置いていても問題ありませんでした。「電車ではすぐに寝ます。」という人も、ゆりかごのようで逆にスヤスヤ寝られるかも?!

とはいえ、苦手な人にとっては苦手なよう。”大丈夫”とは言い切れません。もし苦手な人がいましたら出来るだけ車両の中央部に席を取るなどの工夫をすると良いようです。

揺れますか?

当然よく揺れます。これも個人的な意見ですが右へ左へフリフリしながらの走行はさながらアミューズメントのアトラクションのようで楽しくもあります。ただし走行中席を立つときは注意しましょう。座っているときは快適でも、歩くときはちょっと苦労します。

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上の画像、通路側の座席にはそれぞれ大きめの持ち手がついている事がわかるでしょうか。しっかり掴みながら移動する必要があります。

酔いやすい人が取れる対策 真ん中付近に席を確保する

酔いやすい人にとってはワイドビューしなのに乗車する場合、どうすればよいのでしょうか。絶対といえる方法はありませんが、一般的に酔いにくいとされる席はあります。
  1. 車両の真ん中付近に座る
  2. 進行方向を向いて座る

車両の両端はどうしても揺れやすいもの。車輪もあり振動も感じやすい事と思います。出来るだけ車両の中央寄りに席を確保しましょう。また、383系に限らず多くの特急型車両は席を向かい合わせにすることが出来ます。進行方向に背を向けると酔いやすいといわれていますので進行方向に向かう側に座らせてもらいましょう。

特徴その3 ワイドビュー

JR東海でおなじみのワイドビュー車両となっています。シートピッチは、普通車でも1000mmを確保。これはうれしい点ですね。但し、キハ85系(ワイドビューひだ)と比べると、若干豪華さに欠けます。あちらの場合、セミハイデッカー & カーペット仕様、と言う豪華さで、ワイドな窓がさらにワイドに見えるようになっていますが「ワイドビューしなの」では、残念ながらそのようなつくりにはなっていません。振り子車両の宿命ゆえに、重心を出来るだけ低くしたかったのでしょう。

なお、長野方面行基準、下り列車の先頭車両はパノラマタイプのグリーン車です。そちらに関するレビューは別記事にまとめてありますのでよろしければご覧ください。

 

車窓・お勧めのスポット

・寝覚めの床

中央線区間では木曽川沿いの風景が楽しめます。有名スポットとしては寝覚めの床などが有りますね。これは木曽川の水流によって花崗岩が侵食されてできた自然地形です。場所ですが、長野行基準で進行方向左側、長野行の場合、南木曽を過ぎてしばらくし、もうすぐ木曽福島駅という辺り、逆に、名古屋行では、木曽福島駅をでてすぐ、と思って下さい。

南木曽~木曽福島間は、時間にして25分ほどです。参考まで。ほんの一瞬ですので見落としのないよう。

・日本三大車窓 姨捨

篠ノ井線区間では、日本三大車窓に挙げられる姨捨からの風景が見られます。場所は、長野行の場合、「もうすぐ篠ノ井駅」というところに位置します。長野行基準で右側となりますが、「寝覚めの床」と違い、目の前に千曲川と善光寺平の広々とした風景が広がりますので、見落とすという事はありません。

お勧めの席

席は右に取るべし?それとも左?

この車両は、長野行き基準で左からABCD席となります。

  • 中央線(中央西線)の多くの区間は木曽川の東側に沿って敷設されている
  • 長野行き基準で左の席を選ぶと眺めが良い
  • 日本3大車窓の風景は長野方面基準で右側となる

どちらがいいでしょうか。木曽川を見ながら過ごす時間の方が圧倒的に長く、一方の姨捨からの眺めはそれに比べれば短いものです。その時だけデッキに出て見てもよいかもしれません。そうすると、やはり左側(AB席)のほうがいいですね。

塩尻で中央東線に乗り換えの方は迷うことなく長野行基準の左側(AB席)がお勧めです。

偶数席?それとも奇数席?
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上の画像をご覧ください。仮に前が1番、後ろが2番としましょう。進行方向に対して広く窓がとれるのは、当然後ろ側という事になります。つまり、この場合、2番席(=偶数席)が良い事になります。もし、進行方向が逆の場合、反対の奇数席の方が良い事になります。

ではどちらが良いでしょうか?実はここが悩みどころです。

383系は基本6両で一セットという運用なのですが、実はその中でさらに、6両で一編成を成すものと、4両 + 2両で一編成として運用しているものの2パターンが存在するようです。しかも、ご丁寧に、窓枠の配置が車両によってバラバラ、ときています。つまり、「長野行きは一先ず偶数席を狙えばOK!」とはならないわけです。

なので、自由席を狙いましょう…。といっては見もふたもないので、調べたところ、Yahoo知恵袋にヒントとなる書き込みがありました。

(以下、すべて長野方面行きを基準に書きます。)

  •  1号車(グリーン車)は偶数席でOK
  •  6両での運用日の場合、5,6両目は自由席

問題は2~4号車の指定席をどうチョイスするか。データを見る限り、共通しているのは2号車と4号車。なので、これらからチョイスすればどの編成があたってもはずれにならないはず。具体的には・・・。

  •  2号車では、偶数席
  •  4号車では、奇数席

 

これらを選ぶと広い窓にあたる事になるようです。
確実なのは、予約する際にみどりの窓口で聞いてみることかも。(身もふたもない…。)

(なお、これらの編成は変わる可能性がありますし、自分で見て確かめたわけでもありません。100%保証するものではありませんので。ご了承くださいませ。)

貫通路付き先頭車両の最前席は見晴らしを期待をしない
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名古屋行き先頭車両に乗ったときの画像

貫通路付きの先頭車最前席に乗った時の画像です。分かりにくいですが、席の前はデッキになっています。グリーン車のようなパノラマ仕様とは異なり、視界が大分狭いことが分かります。

 

その他、ワイドビューしなのでのお勧めポイント

「電車に乗ったらお弁当食べてすぐ寝ます」という方にもお勧めの情報をひつと。

それは、駅弁。東京方面から来られた方の中には塩尻駅でワイドビューしなのに乗り換えされる方もおられる事と思います。

この塩尻駅で買うことが出来る、カワカミの「とり釜めし」「とりめし」がお勧めです。(他にも松本や上諏訪でも入手可)特に、「とりめし」のほうは、駅弁なのに(?!)650円というリーズナブルなお値段。

画像:カワカミ公式サイトより

ロングセラーとの事ですが、味も良いので納得です。出来る事ならば、車内販売で買うことができれば言うことなしなのですが…。因みに、長時間停車する駅はありません。乗り換え時にのみ買うことが出来ると言ってもよいでしょう。事前に予約して、塩尻駅のホーム、車両ドア越しで売ってもらえないかな~?以上の情報を参考に、必要ならば電車に乗る前に買い込んでおきましょう。

ワイドビューしなのでは車内販売が行われておりません。2013年春のダイヤ改正で廃止されてしまいました。

 

塩尻駅のブドウ棚

塩尻駅のホームにはブドウ棚があります。珍しいですね。途中下車して近くから写真を撮ってみたいものです。

 

 

まとめ 木曽川沿いの美しい景観が魅力

記事中でも取り上げましたが、ワイドな窓の席は狙いずらいものの、せめて河側の席はゲットされる事をお勧めします。渓相、ごつごつとした白い岩肌、しかもかなり大きなサイズの岩がゴロゴロと転がっている様子を見ると自然界が秘める力を実感できますね。

信濃路へ旅行される皆様。お気をつけて。

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