【きぬ・けごん】東武特急100系スペーシアの座席お勧め理由とは?

車両レポート

大分前になりますが、2011年の春に東武特急のスペーシアに乗る機会がありました。普通車座席の質は長らくトップクラスを保ってたのでは?と思えるラグジュアリー間のある車両でした。ややこしかったのはスペーシアというのは車両の愛称で特急名は別にある事。レビューです。

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東武特急 100系スペーシア 車両レポート

東武鉄道の特急(100系スペーシア)に乗りましたので乗車レポートしたいと思います。

乗ったのは2011年春。現在スペーシアはリニューアルされているようですので、この記事の写真はすべてリニューアル前のものとなります。

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震災後の被災地を訪れ、その帰り道に乗車しました。ですので、車両には「がんばろう日本」のステッカーが貼られていました。

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ブルーリボン賞を受賞した車両です。エンブレムがキチンと残っていました。

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乗ったのは鬼怒川温泉からです。スペーシアが停まっていたホームは行き止まり線でした。

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コンパートメントルーム

スペーシアの特徴の一つが、この「コンパートメントルーム」でしょう。

発券は一室単位です。4人で割ればお安くなる計算。

但し注意点。JR線直通ダイヤの列車の場合、JR線内(3000円) + 東部鉄道内(3000円)合わせて6000円になります。(※2013年8月執筆時の価格です。)つまり、JR新宿~JR大宮間は別料金という事。割高ですので、狙うならば浅草発の列車にした方がお徳かも知れませんね。

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一般席よりも足元が広いでしょうか。そして、テーブルがあるので(ちょっと細いですが)お弁当も広げやすいですね。ただ、リクライニングには限度がありそうです。もっとも、この環境で寝てすごすという人はほぼ皆無でしょうが。写真には写っていませんが、入り口はスライド式のドアで仕切られており、完全な個室になります。グループでわいわい楽しみながらの旅が出来ます。

 

ビュッフェ

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3号車にはビュッフェがあります。観光地へ向かう列車ですので、うれしい設備ですね。JRではビュッフェどころか、車内販売自体取りやめるケースが増えていますので、この車両では長く残ってほしいものです。

 

グリーン車並みのインテリア~普通車とはおもえない座席

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続いて普通車座席です。後ろから見ると、なにやら普通 車らしからぬ重厚感が・・・。

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パッと見、グリーン席のように感じるかもしれませんが、これで普通席なんです。
シートピッチはJRのグリーン車なみの1,100mmを誇ります。足元はカーペット張り。ヘッドレストもきちんとあります。

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フットレストもついています。これで普通車とは恐ろしい・・・。JRの場合、「かつてのグリーン車」が普通車として使われるケースがありますが、はじめからこれほどの作りという車両も珍しいのではないでしょうか。個人的には今までにのった在来線車両のなかではNo,1の座席です。

 

乗車してみてわかったこと~スペーシアは車両の愛称だという事

列車名ではなく、車両名。これは意外と盲点かも。時刻表をみただけでは、どの特急がスペーシアを使用するのかがわかりづらいのです。

ややこしくする原因は特急名がそえぞれ「きぬ」「けごん」「スペーシアきぬがわ」「スペーシア日光」の4種類に加え、東武鉄道乗り入れのJR特急「きぬがわ」「日光」となっている点にあります。

一見すると、スペーシアの文字がない列車は他の車両を使うのではないか?と思えてしまいますよね。しかし実際には、東武特急がスペーシア使用、JR特急は253系使用となっています。

 

東武鉄道側から見た場合の特急名(東武鉄道100系スペーシア使用)

  • きぬ:鬼怒川温泉行き東武特急
  • けごん:東武日光駅行き東武特急
  • スペーシアきぬがわ:鬼怒川温泉発着・JR線直通特急
  • スペーシア日光:東武日光駅発着・JR線直通特急

JR東日本側から見た場合の特急名(JR東日本253系車両使用)

  • きぬがわ:東武鉄道乗り入れ・鬼怒川温泉行きJR特急
  • 日光:東武鉄道乗り入れ・東武日光駅行きJR特急

 

相互乗り入れとなっているため、ややこしい状態となっています。

 

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何の予備知識もなく、鬼怒川温泉駅で切符の手配をしたのですが、はたしてどれに乗ればよいのか、ちょっと迷いました。上の画像からもわかるように、自分が乗ったのは「特急きぬ」でしたが、ちゃんとスペーシア車両が使われています。

 

東武特急はネット予約と座席指定が出来る。お勧めの席は?

東武鉄道の公式サイトから特急券が購入できます。シートマップを参考にしながら購入できるようになっていますので便利ですね。

左右どちらがおすすめか?:正直、どちらでも良い景色を楽しめたというところでしょうか。とりたてて”こちら”とは言い難いと感じました。

 

まとめ 私鉄らしくJRにはないコストパフォーマンス。普通席でも十分ゆったり出来る

普通車でこれだけゆったりした作りはJRではまずお目にかかれません。キハ85系を使用するワイドビューひだをも上回るシートピッチで間違いなくモノクラス最強の1つといえるでしょう。これでセミハイデッカー仕様だったらキハ85を超えるんですが…。いずれにしても日光・鬼怒川という日本を代表する観光地へのアクセス手段にふさわしい車両といえます。何度かリニューアルもされていますがいずれ引退の時期が訪れる事でしょう。機会があったら今一度乗ってみたい車両でした。

 

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