【防災便利グッズ】停電でもエネループを充電したい!BQ-CC87

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防災グッズとして欠かせない電池。なんとモバイルバッテリーでエネループ(ニッケル水素電池)の充電が出来る!そんな充電器を待っていました!これで電池もローリングストック可能。パナソニックのニッケル水素電池用急速充電器BQ-CC87をレビューです。

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エネループをモバイルバッテリーで充電可能!なBQ-CC87レビュー

 

水・食料と同じように、電池もローリングストック

我が家では毎年台風シーズン前に防災グッズを見直しています。水・食料の期限切れには気を配るものの、乾電池の有効期限が切れていた、なんてことはないですか?水や保存食の期限切れを防ぐ手段として普段食べる物を余分に保存しておく”ローリングストック”という方法について語られる事があります。電池も同じようにしたらどうだろうと考え、エネループのローリングストックを思いつきました。

停電でもエネループを充電したい

従来のエネループ充電器はコンセントにさして充電するものばかりだと思っていました。なので、いざ災害時にストックしていたエネループを使い切ると当然ただの空電池でしかなくなります。避難生活が長引けば、電池を使い切った後も充電してまた使いたい場面があるはず…。そんな時に仕える充電器があればいいのに…と考えていたら、なんとありました!パナソニックのエネループ用充電器BQ-CC87です。さらに、その充電器にLEDライトがセットなったBQ-CC87L、BQ-CC87にエネループ4本がセットになったパナソニック 単3形・単4形 USB入出力急速充電器セット 単3形エネループ×4本付き K-KJ87MCC40Lなどのラインナップがあります。

今回購入したLEDが付属するセット品本来のセールスポイントは次の三つです。

  • USB入力急速充電器として
  • もしもの時に!モバイルバッテリーとして
  • LEDライトとして

いざという時にモバイルバッテリーとなる物はよく見かけます。しかしこの仕様を見る限り「逆にモバイルバッテリーからエネループを充電できるのでは?」と推測できるのではないでしょうか?

ニッチな市場かもしれないが、確実に需要はあるはず

なにも、避難先でエネループを充電しなくても、乾電池を大量にストックしておけばいいだけじゃないと思われるかもしれません。その通りです。おそらく自分のような事を考える人は少ないかも。でも次のような人は意外と良い選択肢になると思うのですがどうでしょうか

  • 普段から充電式ニッケル水素電池を使いまわしている
  • 歴代のモバイルバッテリーがやたら余っている
  • 手持ちの防災グッズで単3型,単4型電池使用のものが多い

防災グッズのラジオや懐中電灯などはだいたい単3型・単4型乾電池を使うようになっています。それらをモバイルバッテリーで直接充電できるのであれば問題ないのですが、大抵は無理。だったら乾電池自体をエネループのような充電式ニッケル水素電池にしてしまえ、という発想です。さらには、いざという時は使い切ったエネループを再充電できれば言う事なし!なわけです。

開封レビュー

今回購入したのは、BQ-CC87にエネループ4本とLEDライトアタッチメントがセットになったパナソニック 単3形・単4形 USB入出力急速充電器セット 単3形エネループ×4本付き K-KJ87MCC40L

 

すでに単3型ニッケル水素電池4本がセットになっていますのでBQ-CC87単体で購入するよりも断然お得です。

アマゾンで購入するときの注意点ですが、上のリンクからアマゾンに飛んでもらうとわかるようにアマゾン上の表示では「充電器セット+単3形充電池」「単品」などの選択オプションがあります。この品番の製品はすでに電池付きセットで単品扱いですので、「単品」を選べばOKです。戦略にのって余分な電池を買ってしまわないようご注意を。

電池は上部カバーをスライドさせてセット。単3型、単4型が4本まで充電できます。

従来型(BQ-CC55)と比べてみるとかなりコンパクトになっているのがわかります。

 

LEDライトが同梱

今回購入したセット品に加え、BQ-CC87にLEDライトをセットしたBQ-CC87LにはDC OUT 5V端子にぴったりサイズのLEDライトが付属しています。電池を入れておけば懐中電灯として使える訳ですね。

見ての通り本体側とピッタリフィットしています。そのためLEDライトを装着するとスライドカバーが開かない仕組みになっています。ようはストッパーの役目なのでしょう。

通常機器で使用する乾電池はカバーがあろうとあるまいとそう簡単に外れるようにはなっていないものです。しかしBQ-CC87が充電器だという性質上、電池を簡単にセットできそして簡単に外すことが出来ます。もしLEDライトとして使用していた時にカバーが開いてしまったら電池がポロリと落ちかねません。人によってはLEDライトがついた状態でカバーが開けられないのは不便と感じるかもしれませんが、自分はむしろメリットの方が大きいかなと感じました。

エネループを充電するのに必要な電源

従来のエネループ充電器は家庭用コンセント(100V交流)にさして充電していました。しかし、BQ-CC87は、DC5V 1A以上出力のACアダプターなどで充電、端子はmicroUSB(USB micro-B型)。メーカー取説では次の2つを挙げています。

  1. DC5V 1A以上の出力可能なACアダプターで充電
  2. PCUSBポートから充電

 

上の画像からもわかるように、充電するときにはDC IN 5V側に上に挙げた何かしらの電源を接続します。

なので、これって理論上・・・モバイルバッテリーを接続すればモバイルバッテリーからエネループを充電可能な事になります。

充電時間は?ちょっと長め

5Vでの充電のためか、コンセントに挿して充電するパナソニック 単3形単4形ニッケル水素電池専用急速充電器 BQ-CC85などに比べると、充電時間は長め。単3型1~2本の充電時間が、BQ-CC851時間30分なのに対し、BQ-CC872時間15分とおよそ1.5倍の時間がかかります。

モバイルバッテリーで充電してみた

モバイルバッテリーで実際に充電できるのか?試してみました。使用したのはAnkerの定番モバイルバッテリーAnker PowerCore 10000

下の画像は接続直後です。PowerCore10000の方は満充電ずみで青色LEDインジケーターが4つ点灯。エネループの方は、蓄電量20%以下を示す赤色LED点灯です。なお、3つしかついていないのは3本のエネループを充電しているからです。
正確に測ったわけではありませんが、数時間たってから見てみましたら下の画像のようになっていました。
モバイルバッテリーの方のインジケーター1つ減って3つ点灯。一方エネループの方は蓄電量80%を示す緑色LEDが点灯です。自分が試した環境ではしっかりと充電できている事がわかりました。

 

エネループで充電できる量はモバイルバッテリー次第

単3型スタンダードタイプのエネループ一本の容量が1,900mAh。4本充電しようとすると8,000mAh弱にもなります。現在の標準的なモバイルバッテリーは大体5,000mAh~10,000mAh程度でしょうから、数本充電できる程度かもしれません。単4型のスタンダードなエネループでしたら750mAhですからある程度の本数は充電できる事になります。

今回の実験は、仮に20%から80%までの充電を3本充電できたと考えると、1900mAh * 0.6 * 3本 = 3420。容量10000mAhのPowerCore10000のインジケーターが一メモリ減ったのはほぼ妥当な線かと思います。

Panasonicはモバイルバッテリーが使える事を明言していない

取扱説明書を見ると、ACアダプターやPCのUSBから充電できることが明言されていますが、モバイルバッテリーで充電可能とは書かれていませんでした。これはまぁ当たり前の話で、そんなことを明言したら互換性の問題でメーカー側の対応が複雑になる事は必至ですからね。

理論上は使えるはずとはいえ、試してみる際には自己責任にてお願いします。

 

防災グッズとして考えた場合どうか

すでにモバイルバッテリーやエネループ類を持っている人がBQ-CC87Lを追加するというのは有りだと思います。ですが新たにすべてをそろえるとなると金額がかさみますのでよく計画し必要を見極める必要がありそうです。

ローリングストックの利点

エネループの場合、繰り返し・継ぎ足し充電に対応します。またアルカリ電池ほどではないかもしれませんが自己放電にも強く、液漏れ防止機能も付いていますので保存には向いていると思います。つまり、懐中電灯や防災ラジオなどに電池を入れっぱなしにしておいてもある程度はOKなのでは?と推測します。

防災グッズを見直したら期限の切れたアルカリ電池が大量に出てきたなんて事もありますし、期限内であったとしても実際の蓄電量が残っているのか定かではありません。その点充電式でしたら年に一度取り出して再充電しておくという事も出来ます。

 

番外編・やっぱりアルカリ電池もストックしたい場合

  • 長期保存がきくアルカリ電池もなくはない

Ankerからアルカリ乾電池 単3形 (24本パック)【10年間長期保存 / 液漏れ防止/リサイクル可能】なるものが出ていました。100均に比べれば高いですが、長期保存、液漏れ防止は魅力です。

  • とにかく安くアルカリ乾電池を入手したい

おなじみ からは100均よりも安価にアルカリ電池が入手可能。エフェクター用に買われる方が多いためでしょうか。需要と供給の関係なのか、やたらと安いです。ただし送料がかかりますので仲間内や職場用に大量購入するか、もしくはついでの時にプラスして買う事になるかも。

 

まとめ 避難用ザックに一つ忍ばせておくと良いかも

繰り返しになりますが、すでにモバイルバッテリーや充電式電池が大量にあるようでしたら、BQ-CC87Lを追加するのはアリだと思います。実際の避難所生活が長引いた際には何がどれだけ利用できるか見当が付きません。我が家の場合は避難用ザックの中に、エネループとモバイルバッテリー、そしてこの充電器を念のため忍ばせておきたいと思います。気休めかもしれませんが選択肢が増えるのはいい事ですし、何よりも何もせずに後悔するよりはできる事はやったという気持ちでいられた方が精神衛生上良いのではと思いました。

もっとも、災害など起こらずこれら準備したものが使われないままの方が良いのかもしれませんね。

 

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