新旧特急型車両乗り比べの旅-その1 183・189系編 ムーンライトながら

車両レポート
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かつて183・189系を使用したムーンライトながらが運行していた時期がありました。その時の乗車レポートです。なお情報は2011年の段階のもので現在とはダイヤ・車両・編成が異なりますのでご注意ください。

183.189系車両使用「ムーンライトながら」乗車レポート

大垣22:49発 東京5:05着 快速ムーンライトながら号

ご存知、ムーンライトながらです。この夜行列車は現在183.189系が充てられています。以前は373系が充てられていましたが、季節夜行化してからは残念ながら古い車両となってしまいました。今回は、一部では有名になっているグレードアップ車両(10号車)を指定して発券してもらいました。

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《大垣駅5番ホームにて》

10号車はご覧のように、窓が広くなり、シートピッチも先頭車の場合は970mmと、他の号車に比べて広めになっています。何よりもうれしいのは、座席の下を覆っていたカバー(?)がなくなり、足を延ばする事が可能になった事。夜行列車という性質上、足元が広いという事はかなり重要な点です。リクライニングして、出来るだけ足をのばして眠りたいですよね。

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意外とよかったのは、座席がよくなった事。特に頭が収まる部分の左右が「耳」のように出っ張っています。これにより、寝ている時に頭を多少でも固定することが可能になります。これに加えて空気を入れてふくらまし首に挟むタイプの枕を持参すればばっちりですね。

もう一つの改造点はセミハイデッカー化(座席位置が少し高くなり、窓も広くなった)された事。しかし、夜行列車ゆえ、それほど利点とはなりません。どうせ外は暗いのでね。シートピッチが広がった為、窓枠と座席の位置がずれてしまう席がありましたが、それも問題にはならないと思います。

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グレードアップ車両は本当にお得か

よく18きっぷ関連の雑誌などを見ると、「ムーンライトながらは10号車がねらい目」といった記事をよく見かけます。はたして本当のところはどうなのでしょうか。

私個人の主観ではありますが、以下に、メリットとデメリットを挙げてみたいとおもいます。

メリット

  • メリット1:シートピッチの広さと、足元の広さ。

これはメリットの筆頭でしょう。特に大人の男性の場合、足がのばせない状態では安睡できません。たまに2席分の指定券を購入し、座席を占有して寝る、といった事をされる方がおられるとのことですがJR的にはNGなので気を付けましょう。

 

  • メリット2:座席とデッキを隔てる扉が自動ドア。

これも重要です。他の車両のドアは手動。もちろん手で開けるのが面倒といったことではありません。開け閉めする際に、手動ドアの場合だと、「ガッチャンガッチャン」とかなりの音がします。これでは安眠できません。もし、10号車以外の車両を選ぶ際にはできるだけ車両の真ん中あたり 7~9番付近を指定しましょう。間違っても1番、16番は買わないようにしたいものです。

 

  • メリット3:先頭車のため、モーター車ではない。よって、モーター音の煩わしさがない。

ただし、後述しますが、他の騒音元があるため、明確なメリットとは言いにくい側面が…。

デメリット

  • デメリット1:コンプレッサー音がかなりする。

駅に止まるたびに、コンプレッサーの「カラカラカラ」という音がします。かなり気になります。

 

  • デメリット2:先頭車のため、警笛の音が響きます。

警笛を鳴らす場所というのは決まっています。鳴らさずに済むという事は決してありませんので要注意です。

  • デメリット3:皆が指名買いするため、混雑するらしい(?!)

自分が乗ったときは乗車率7割といったところでした。他の車両のほうが少ないのでしょうか?

 

10号車は”買い”か?

結論ですが、コンプレッサー音が気にならなければ、10号車は「買い」です。特に大人の男性の方にはお勧めですね。広々した足元や自動ドアは安眠にとってかなりのアドバンテージとなります。

一方、子供たちの場合には、それほどうまみはないかもしれません。どこでも寝てしまいますしね。騒音対策ですが、100均で売っているスポンジ状の耳栓はかなりいいです。モーター音などはかなり防げますね。一方、ドアの音やコンプレッサー音に限っては、それほど防げません。

 

乗車レポートまとめ 寒さ対策をしよう。

自分が乗ったのは2011年7月の末。普通に半袖シャツで過ごせる気温でした。しかし、車内のクーラーは微調整ができないようでして、夜中かなり寒くなりました。ある程度この事を予想していた自分は一枚羽織れる物を持って行ったため問題なかったのですが、前の席の人は車掌さんに「席を変えてほしい」と直訴していました。気の毒なことです。

ちなみに、クーラーからの風がもろにあたる座席はかなり寒そうでしたね。ちょっと見た限りでは、10号車の4番、8番、12番席の位置はクーラーの風が直接当たるようです。気になる方はこの席は外して指定されるといいと思います。

ムーンライトながらの入線時間は、発車時刻の約5分前です。かなりあわただしい出発ですね。今回、大垣を出てすぐに検札が始まったため、早くに休むことができ助かりました。ただし、18きっぷへの記入は0時を回らないとしてもらえず、結局東京についてから車掌さんを見つけて記入してもらいました。

※2011年8月執筆時のダイヤです。現在は変更となっておりますのでご注意ください。

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