JR東日本のE5系が営業運転を開始したのが2011年。以来かなりの年数が経ちました。この間東北新幹線はやぶさ・はやてに何度か乗車。撮りためた写真がありますのでグリーン車、普通車共にレビューしたいと思います。
東北新幹線E5系 はやぶさ レビュー
外観と概要
JR東日本のE5系は2011年に営業運転を開始しました。当初東北新幹線の最速達列車である「はやぶさ」専用での運用でしたが、その後は「はやて」「やまびこ」「なすの」の各列車運用にも充てられています。
ロングノーズが特徴の外観
E5系の最大の特徴と言っても良いのが15mにも及ぶロングノーズでしょう。
ロングノーズの車体は、300Km/hオーバーを実現するために設計されたものです。カモノハシの口のようなこのロングノーズは流体力学を駆使しデザインされたようです。個人的には、この形や色使いからむしろカワセミを連想してしまうのですがどうでしょうか。
実物を見ると、考えていた以上に長いノーズで、写真を撮るには少しの工夫がひつようです。
広角レンズを使ったり、角度を変えたり・・・。
東京駅発の先頭車両は、「グランクラス」。グリーン車の更に上を行くクラスという事で話題になりました。見ての通り、入り口ではアテンダントさんがお出迎え。
撮影したのが日曜日と言うこともあって、ご覧の賑わい。若いパパとママ・お子様づれでいっぱいでした。
ハヤブサモチーフのマーク
車体側面にはハヤブサをモチーフにしたマークが見られます。ちなみに、H5系の場合は北海道を連想させるマークが採用されていますが、H5系のモチーフはシロハヤブサです。
連結部
ノーズ最前部に連結器が隠れています。自動化されているため、連結切り離しはかなりスムーズ。そのため乗ってきた列車の切り離しを見たいと思っても見れない事がほとんどです。切り離してさっさと行ってしまうか、ドアが閉まっているかのどちらかが多いですね。間違ってもダッシュで見に行こうなどと思わない方が良いかと。置いていかれかねません。
連結、切り離し作業は盛岡駅や福島駅などで見る事が出来ます。
グリーン車
まずはグリーン車から。茶系をベースにしたラグジュアリー感のある内装になっています。天井照明は間接照明の形をとっています。
シート部
シートはヘッドレスト、レッグレスト付き。ヘッドレスト部にはLEDの読書灯もあります。
これまではフットレストを装備する車両がほとんどでしたが、最近ではレッグレストを装備するシートが増えましたね。男性の場合足が余ってしまいますので、個人的にはレッグレストの方がありがたいです。
中央のひじ掛け部分に両席用に2個の電源コンセントがあります。壁付けだと通路側の人が使いにくいのでこれは良いですね。
かつてグリーン車と言えば…
かつてはグリーン車に乗るとおしぼりや飲み物のサービスがありました。
自分たちが利用した時にはまだ健在だったサービス。残念ながら2015年3月13日をもってグリーンアテンダントによるサービスは終了してしまいました。
普通車座席
次に普通車の車内です。グレーが基調の落ち着いた感じでした。ホワイトバランスの加減が難しく、本当はもう少し温かみのある色だったように思います。
シートピッチは1,040mm。自分の身長は172cmなのですが、これくらいあれば窮屈には感じません。
毎度このネタですが、ヘッドレストの作りが良いですね。キチンと耳があって一休みしやすい。頭の部分は簡単に手で上下させることが出来ます。
”せり出す”座席
下の画像、シートの位置が微妙に違うのが分かるでしょうか。窓側のシートの方が少し前に、通路側のシートが少し後ろ側にあります。
他の設備
普通車デッキ部分です。シックというか無難というか。
グリーン車デッキ
多目的トイレです。
グリーン車の方のデッキはさすがに本格的なシックさですね。
手洗いもホテルのようなシックさです。グリーン車なので普通車と差別化が図られているのでしょう。
トイレは・・・まあ、普通のトイレでした。
乗り心地について
宇都宮~盛岡間は最高速度は320Km/hでの走行となります。さすがに速いですね。小刻みに揺れる振動はあるものの大きな揺れもなく良い乗り心地でした。
一度は仙台を17時過ぎに出る便に乗ったのですが、ビジネスマンの姿は多かったものの、東海道新幹線のような「満席御礼」のようにはなりませんでした。観光客も多かったですね。
お勧めの席は?
恒例のお勧めの席ですが・・・。E6系の方にも書きましたが、景色を見るという意味では左右どちらに座っても同じ感じです。しいて言うならば東京発下り基準で左側、DE席に座ると会津磐梯山や蔵王山などの奥羽山脈系の山々が見られます。
おまけ
関東以北には筋子のおにぎりがあります。主に東北や北海道の食べ物ですが、関東圏でも普通に売っていますね。しかし、東海地方から西では自分は見た事がありません。西日本の場合”いくら”のおにぎりになるのでしょうか。東北・北海道へご旅行の際にはぜひ食べてみてください。美味しいですよ!
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