アテネで日傘はあり?知っておきたいアクロポリスへの行き方と注意点

旅行

画像はホテルの屋上から撮ったパルテノン神殿のライトアップ

ギリシャ旅行の目玉は何といってもアテナイのアクロポリス。パルテノン神殿がある事で有名ですね。しかし、事前に調べてみるとあまりの広さにどこを目指して行けばよいのか分かりにくい部分がありました。行く前に是非とも知っておきたい注意すべき点などと共にまとめてみたいと思います。

アテナイのアクロポリスへ行く前に知っておきたい事と行き方

アテナイのアクロポリスはアテネ市内にあります。もともとアクロポリスという言葉には”高い丘の上の都市”という意味があり、神殿が建つ聖域としての側面とポリス(都市国家)の要塞としての側面の二重の役割があったようです。ギリシャ国内にはいくつものアクロポリスがある事になります。

今ではアクロポリスと言えばアテナイのアクロポリスの事と捉えられるほど代表的な場所と言えるでしょう。

行き方を説明する前に…是非とも知っておきたい注意点をまとめます。

アテナイのアクロポリスに行く前に知っておきたい事

開場時間が変更される事が良くある!

開場時間は季節によって度々変わるようです。また夏季は気温などの関係で突然閉鎖される事も。これは熱中症で倒れる人が続出するためとの事でした。実際僕たちが訪れた時も40度近い気温だったためアテナイのアクロポリスは閉鎖。午後5時開場となりました。とりわけ夏季に訪れる際には問い合わせてから行った方が良いかもしれません。ギリシャは基本英語が通じますので問い合わせは英語で出来ます。

夏季のギリシャは日差しが強い!

サングラス帽子、小さ目の日傘があると良いかも:現地の方と知り合って色々と案内していただきました。ギリシャの事も教えて頂きましたが、小さ目の日傘でしたら現地でも受け入れられるようです。他の人の視界を遮る事にもなりえるのでつい躊躇してしまいがちですが、小さ目な日傘でも周りに配慮をしつつ活用するのはありだと感じました。ただし片手がふさがる事になりますので、安全に留意し時と場合を見極めて帽子との併用を検討した方が良いかもしれません。※個人の感想です。

日焼け止めも必須と考えるべし:女性の皆様は大抵持参されると思いますが、男性も是非使用しましょう。何しろギリシャの日差しは侮れません。慣れていないとどうしてもぬるのがおっくうになるもの。女性パートナーの方、無理にでも塗ってあげてください(笑)

 

靴・履物に注意!

遺跡群の中には足元が石灰岩で出来ている場所があり、とてもよく滑ります。滑りにくく動きやすい靴を履くと良いようです。ヒールの高い靴は危険かもしれません。せっかくの旅行、足をくじいて台無しにしてしまわないよう注意しましょう。

水分の補給を忘れずに!

夏季はとにかく暑い!水分の不足は文字通り命とりです。必ずミネラルウォーターを持って出かけましょう。ミネラルウォーターの値段は買う場所でまちまち。値段の差は地元スーパーキオスクお土産屋さんといった感じでした。

 

ミネラルウォーターの値段

  • 地元スーパー:€0.5~
  • キオスク:€1程度
  • お土産屋さん:€2~

 

アテナイのアクロポリス 基本情報

  • 開場時間※:夏季8:00~20:00、冬季8:00~17:00
  • TEL:(210)3214172
  • 単独チケット料金:€20
  • 共通チケット料金:€30

※開場時間は時期や当日の気温次第で度々変わります。特に夏場は高温になると夕方までクローズなんて事もありますのでご注意下さい。

共通チケットについて

アクロポリス遺跡共通チケットは購入してから5日以内に以下の施設で各一回使用できるためお得で無駄のない観光が出来ます。

  • ディオニソス劇場
  • ゼウス神殿
  • ローマン・アゴラ
  • 古代アゴラ
  • ハドリアノスの図書館
  • ケラミコスの遺跡

窓口が混んでいる場合、比較的空いている施設で共通チケットを買うとスムーズかもしれません。なお、施設によってはカードが使えない事もありますので注意が必要です。

 

周辺の地図


しかし、Googleマップで見ていると結局分かりずらいんですよね。理由は…

  1. アクロポリスの入り口・チケット売り場が地図だと分かりにくい
  2. モナスティラキ駅からの経路が、一部道路ではなく広場を横切るので地図では分かりにくい

という事で、実際に行ってみた経路を詳しく説明したいと思います。

実際の行き方を説明

地下鉄・メトロに乗って目指す場合、次の2通りの行き方が出来ます。

  • アクロポリ駅から西へ徒歩12,3分程度
  • モナスティラキ駅から南へ徒歩10分あまり

アクロポリ駅から向かう方法

アクロポリから向かうのは比較的分かりやすく、道もなだらかなため体力的に心配な方でも行きやすいかもしれません。

スタート地点とゴール地点の確認

元地図出典:GoogleMap

注意点:Googleマップの案内では入り口までをナビで示していますが、チケット売り場は別の場所にあります。現地でチケットを購入したい場合は上の図のチケット売り場を目指すことになります。

行き方

地下鉄・メトロM2ラインのアクロポリ駅を出たらいったん北に向かいます。すぐに最初の十字路に差し掛かります。

早くも遺跡が見えますので、間違いようがありませんね。

後は遺跡を右に見ながら緩やかな坂道をひたすら西に向かいます。

途中、右手には様々な遺跡を見る事が出来ます。

 

この辺りはまだ無料で見る事が出来ます。

10分ほど進むと右へ折れる道が出てきます。ここまでくれば周りの雰囲気で”こっちだな”というのが分かります。

チケット売り場付近まで来ました。

日陰も程よくありますので休みながらゆっくりと来ることが出来ます。あとはチケットを買ってはいるだけです。

モナスティラキ駅から向かう方法

モナスティラキ駅近辺には古代アゴラ、ローマン・アゴラ、ハドリアヌスの図書館など見どころが多くありますのでコンパクトに見て回りたい場合には丁度良いでしょう。ただし、アクロポリから向かうコースに比べると坂道の角度がありますのでお歳を召しておられる方はご注意ください。

行き方

モナスティラキ駅は地下鉄・メトロのM1ラインとM3ラインの交差する駅となります。駅を出ると目の前がモナスティラキ広場となっています。

下の画像なモナスティラキ広場の物です。モナスティラキ駅をでて少し北側から南を写した写真になります。右下のアーチ型の柱がある建物がモナスティラキ駅。ここからすでにアクロポリスが見えますね。

駅を出ましたら、写真の奥の方、南(アクロポリス)に向かって広場を抜けていきましょう。広場を抜けていく形になるためGoogleマップ上では道路の無いところを歩くことになります。

すぐに、左手にハドリアヌスの図書館が見えてきます。

道が細くなったりしますが、基本まっすぐ。

一度突き当たりますが、左に折れてローマンアゴラを左に見ながらひたすら南に上っていきます。ちなみにローマン・アゴラはこんな感じです↓

ひたすらまっすぐ進むと細い道も出てきます。

下の画像は振り返って坂道を見下ろし撮影しました。細い道になっても心配しなくて大丈夫です。

坂を上り切って突き当ったらそこはもうアクロポリスの外塀です。道に沿ってさらに上って行けばチケット売り場の方に行き付きます。

まとめ 体力・体調・予定をよく計画して楽しい観光を

今回はアテナイのアクロポリス観光に際し気を付けるべき点と行き方に特化した内容としてみました。アクロポリスをはじめ遺跡自体の画像は極力のせておりません。あれは自分の目で見た方が絶対いいに決まっていますよね。その時の楽しみに取っておいてください。

夏季の場合、色々と制約が出てきます。もしかするとハイシーズンを避けて訪れた方が良いのかもしれません。とはいえ、夏季は雨がほとんど降らず衣料面でも荷物を減らせるメリットがあります。せっかく行くならばやはり春~初夏になるでしょうか。

いずれにしてもよく計画していかれる事をお勧めします。時間もそうですが、体力次第では回る順番はもとより、そもそも見る遺跡とパスする遺跡を選択しなければならなくなるかもしれません。突然の閉場なども考慮して次善策も講じておかれると良いと思います。

アテネの遺跡は1日では見切れないのが正直なところ。ギリシャ観光では5日ほどいたのですが我が家では早くも”またギリシャ行きたい!”モードになっております。皆様も楽しい旅を。

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