【アテネ観光の穴場】アレオパゴスの丘は無料でしかも見晴らし最高!

アレオパゴスの丘からの眺め1 旅行

ギリシャ・アテネ観光で外せないのが、パルテノン神殿を擁するアクロポリスでしょう。そのすぐそばに”アレオパゴスの丘”という入場料のかからない絶景スポットがある事をご存知でしょうか?見学してきましたのでレビューします。

アテネに行ったら是非!アレオパゴスの丘が絶景過ぎて気持ち良かった

皆さんはアテネの観光スポット・アレオパゴスの丘という場所をご存知でしょうか?場所はパルテノン神殿のあるアクロポリスのすぐ脇なのですが、ちょっとわかりずらいのでスルーしていた人も多いかもしれません。ここが凄い絶景、しかも無料なのですよ!

アレオパゴスの丘への行き方

アレオパゴスの丘は有名なアクロポリスの入り口近くにありますので、基本的にはアクロポリスを目指す方向でOKです。地下鉄メトロの最寄り駅は以下の二つが分かりやすいでしょう。

  • M1,M3ライン、モナスティラキ(monastiraki)駅下車、ひたすら南へ。徒歩10分程度
  • M2ライン、アクロポリ(acropoli)駅下車、ひたすら西へ。徒歩15分弱程度

 

モナスティラキ(monastiraki)駅はメトロM1ラインとM3ラインの交わる駅です。アクロポリスを見に行く場合、このモナスティラキ駅から南下するか、もしくはメトロM2ラインのアクロポリ駅から西へ向かうかの2通りがあります。古代アゴラをはじめとした多くの遺跡の玄関口はモナスティラキ駅と言えますのでそちらの方が見どころが多いかも。

注意点としては、モナスティラキからの場合、若干坂道がきつい箇所があります。アクロポリからの場合坂道は緩やかですが距離があります。

 


Googleマップでは今一つ分かりずらいので図に書いて詳細を説明します。

アレオパゴスの丘の地図

アクロポリスを目指してくれば自然と目に入る場所にあります。

アレオパゴスの丘の様子

アレオパゴスの丘とは?

アテナイのアクロポリス西北面の中腹にある小高い丘である「アレス神の丘(大岩)」のこと。ここに貴族たちの会議所(評議所)が置かれたため、「アレイオス・パゴス」(アレオパゴス)はこの場所を指すと同時に、その機構を意味する語ともなった。ーWikipediaより引用

なるほど、地名でもあり、機構でもあるようです。日本でいうところの”永田町“みたいな感覚でしょうか。Googleマップにも”アレオパゴス会議”と出ていた意味が分かりました。

アレオパゴスの丘の上り口全景

この上に何があるのか…、言われないとわからないかもしれません。ましてやこの上に絶景が広がっていようとは想像すらできませんでした。

石碑

かなり高いつくりになっています。丘自体はこの見えている上になる形です。

アレオパゴスの丘の入り口にある石碑

 

アレオパゴスの丘への階段です。これを上りますが、そんなに上ではありません。

アレオパゴスの丘へ登る階段

かなり急な階段を上らなければなりません。左の方にはきちんとした階段もありますのでご安心を。

 

【重要】アレオパゴスの丘を訪れる際の注意点!

この丘は、丘全体が岩で出来ているかのような場所です。しかも石灰岩で出来ているようでとにかくよく滑ります。スニーカーでも滑りました。運動靴やスニーカーならばまだいいですが、もしヒールの高い靴を履いているようでしたら上るのを諦めた方が無難かもしれません。せっかくの旅行、足をくじいて台無しにしてしまわない為にも気を付けたいものです。

 

さて、上ってくるとこんな感じです。下の画像はコンデジでパノラマ撮影したものです。なので実際にはアレオパゴスの丘の東~北~西の方が写っている形になります。

 

アテネの街を一望できるんですね。ほんのちょっと登っただけなのに目の前に絶景が広がっていました!これにはびっくりです

丘の上から東の方を見ますと、パルテノン神殿があるアクロポリスが見えます。

アレオパゴスの丘からアクロポリスを見る

欧米からの観光客が多くおりましたがなぜかアジア系の方はほとんど目にしませんでした。

今度は丘から北の正面を見てみます。モナスティラキ駅方面になります。

古代アゴラが見えます。長細い建物はアタロスの柱廊のある古代アゴラ博物館ですね。ハドリアノスの図書館やローマン・アゴラがちょっと見えるかな!?といった感じです。モナスティラキ駅方面から歩いてこられた方はこれらの脇を通ってきた形になるかと思います。

アレオパゴスの丘が穴場!?と言えそうな理由

不思議な事にネット上でアレオパゴスの丘の情報をあまり見かけません。それどころかガイドブックの扱いも大変小さなものです。旅行に際して書籍版「地球の歩き方ギリシヤとエーゲ海の島々&キプロス編」の最新版を購入したのですが、アレオパゴスの丘の情報は載っていませんでした。

しかし、欧米の方たちにとってはポピュラーな場所のようです。というのも聖書の中で”使徒パウロが演説した場所”としてこのアレオパゴスの地名が出てくるからなのだそう。どうりで、私たち日本人にはあまり馴染みのない場所だったわけですね。

アクロポリスが閉鎖中でも寄る事が出来る

ガイドブックによるとアクロポリスは夏の暑い時期、気温が高い時間帯突然閉鎖される事が多々あるようです。実際僕たちが訪れた時も40度近い気温になり、アクロポリスの開館が午後5時からと発表されました。そんな時、すぐ近くにあるこのアレオパゴスの丘に寄ってみるのも手かもしれません。高台にあり風が大変気持ちよかったです。

 

穴場を上手に利用すには フリーツアーを利用してみるのも手

今回のようにガイドブックの扱いが小さい所はどうしても気が付きにくい物。そんな時には自由にプランが組めるフリーツアーを利用し、良さげなところを提案してもらうというのも一つの手です。

まとめ 絶景が無料で楽しめる、ぜひお勧めしたい観光地

おすすめポイントは何といっても

  • 有名なアクロポリスのすぐ側
  • 絶景が楽しめる
  • 無料

これらに付きます。かつてギリシャ・アテネで生活していた賢者たちが集った場所だと思うと感慨深いものがありますね。夏の暑い時期でしたが風が気持ちよく、アテネに来た~という気分になりました。アクロポリスは入場料がかかり、またチケット売り場で並ばなければならなかったりといった事がありますので、”アクロポリスは一先ず遠くから眺め、絶景だけはこのアレオパゴスの丘から”という方法もありかも。

この雰囲気は写真では伝わりません。どれだけ広角レンズで写真を撮っても物足りなく感じます。ぜひ皆様もご自身の目で確かめられることをお勧めしたいと思います。あ、靴だけはホント気を付けて下さい。

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