ワイドビューひだ車内でも使えるFree Wi-Fiを試してみた

車両レポート

JR東海管内の主要駅構内で利用できる公衆無線LANサービス「JR-Central Wi-Fi」がついにワイドビューひだ・ワイドビュー南紀の車内でも利用可能に。ワイドビューひだ用の新型車両(HC-85系)が試運転に入っているとはいえ既存車両のサービス向上に努める姿勢は好感が持てます。サービスの概要や使い勝手、実際に利用した時のスピードなどについて取り上げてみたいと思います。

「ワイドビューひだ・南紀」でも使えるJR-Central Wi-Fiを試してみた

JR-Central Wi-Fiとは?

JR-Cntral Wi-FiとはJR東海の主要駅構内と特急「ワイドビューひだ・南紀」内で利用できる無用公衆LANサービスの事です。ちなみに東海道新幹線内で利用できるWi-FiはShinkansen Free Wi-Fiと言い、区別されています。

利用できる駅は?

  • 東海道新幹線・東京~新大阪間の各駅構内
  • JR東海管内の在来線主要駅構内

在来線で利用できる駅は次のようになっています。アクセスポイントは各駅の改札口付近に設置されています。

東海道本線:三島駅・沼津駅・富士駅・清水駅・静岡駅・掛川駅・愛野駅・浜松駅・豊橋駅・岡崎駅・刈谷駅・名古屋駅・岐阜駅

御殿場線 :御殿場駅

身延線 :富士宮駅

中央本線(中央西線):金山駅・高蔵寺駅・中津川駅・南木曽駅・上松駅・木曽福島駅・奈良井駅

高山本線 :下呂駅、高山駅、飛驒古川駅

紀勢本線 :津駅

参宮線 :伊勢市駅

JR-Cntral Wi-Fiの概要

  • SSID:JR-Central_FREE
  • 利用可能言語:日本語・英語・韓国語・中国語(簡体字・繁体字)・タイ語・フランス語・ドイツ語
  • 料金:無料
  • 認証方法:メールアドレスの登録 or SNS認証
  • 接続時間:1回につき60分接続可能
  • 利用回数:1日に何度でもOK(ただし都度認証が必要)
  • 備考:大規模災害時は認証なしで利用可能

このようにしてみてみると、観光で訪れる主要国の人たちが自由に利用できるようになっていることがわかります。

ワイドビューひだ内でJR-Cntral Wi-Fiを利用してみた

東海道新幹線の車内ではこれまでも公衆無線LAN/Free Wi-Fiが使えていましたが、ついに在来線特急にもサービスが下りてきました。利用できるのはキハ85系車両で運用される「ワイドビューひだ」「ワイドビュー南紀」車内です。

今回はワイドビューひだの車内で実際に利用した時のレポートを取り上げたいと思います。

車内の目印とSSID

下のようなステッカーのある車両で利用できます。

 

SSID:JR-Central_FREEに接続します。

すると接続エントリーページが立ち上がります。

認証手順

認証にはいくつかの手段があります。

  1. メールアドレスで登録
  2. Twitter
  3. Facebook
  4. Weibo
  5. Yahoo!JAPAN ID

大抵の人が持っているであろうIDがそのまま利用できるのはありがたいです。いちいちメールアドレスを登録して認証では手間になってしまいます。

自分はTwitter認証を利用しました。

 

利用規約とセキュリティーの警告に同意して進みます。ちなみに、languageをタップすると、次のような感じでした。

日本語、英語、中国語簡体字、中国語繁体字、韓国語、ドイツ語、フランス語、タイ語になります。スペイン語やポルトガル語が無いのが以外です。需要が無いのだろうか…。

無事につながりますとしたのような画面になります。

 

接続スピードはどうか?

せっかくですから接続スピードも図ってみました。

  • 下り:5.72Mbps
  • 上り:1.97Mbps

この数値をどう見るべきか…。簡単なWEB検索やメールSNS程度でしたら全然問題ないレベルですね。YouTubeもそこそこ見られそうです。

なぜ、キハ85系だけなのか?

JR東海管内を走る在来線特急で唯一公衆無線LANが使えるのがキハ85系。本当でしたらもっと対応列車があってもいい気もするのですが、JR東海は在来線にはあまり力を入れていないのでしょうか。

しかし考えてみますと、JR東海管内で完結する便をもつ特急の中で無線LANの需要があるとしたら、ワイドビューひだとワイドビュー南紀くらいなのかもしれません。飯田線を走るワイドビュー伊那路で運用されている373系はそもそも急行運用でも用いられるような車両で、投資するには優先順位が低めな車両でしょうし、特急しらさぎ(681系・683系)はJR西日本管内に、ワイドビューしなの(383系)はJR東日本管内に深く入り込みます。もしかすると色々と”大人の事情”があるのかもしれませんね。

まとめ 無くても不自由しないけれど…

ネット社会と言われて久しい時代。どこもかしこもネットワークにつながるようになってしまいました。自分としては旅行に出た時くらいはスマホをいじるよりも車窓を眺めていたいタイプ。旅先の情報を得るためには利用したいですが、別に公衆無線LANが無くてもそれほど困らないのでは?と思います。

逆に、外国から来られる方々にとって公衆無線LANは必須と言えるでしょうね。そう考えるともっと対応車両を増やしてもらいたいものです。

 

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