JR最南端の無人駅・西大山駅を訪れた時の記録です。沖縄にゆいレールが出来て以来鉄道の最南端駅の座は奪われましたが未だに人気が衰えないのは、駅から見える開聞岳の美しさにあるのでは?と思います。近くにはJR最南端の有人駅・山川駅もあります。
開聞岳の雄姿が望めるJR最南端・西大山に行ってみた
鉄道が好きな方々はなぜか最果てを目指す事がります。自分もしかり。JR最南端の駅である、西大山駅と有人駅の最南端である山川駅を訪れました。
西大山駅と山川駅の位置関係
西大山駅はJR九州の指宿枕崎線にある駅です。普通列車で行く場合のアクセス時間は最短で
- 鹿児島中央から1時間半程度
- 指宿から20分程度
共に乗り換えや列車交換の待ち時間が伴うとさらに時間が伸びます。直通が少ないため訪れるには交通手段を工夫する必要があります。
画像出典:GoogleMap
指宿駅の近くには有名な砂むし会館がありますね。いわゆる砂蒸し風呂(温泉?!)があります。指宿までのアクセスは良好ですが、それ以西に向かう場合は、のりかえが伴う事があります。
地図の左下に見えるのが開聞岳です。地図で見ても見事な円錐形をしている事が分かりますね。
JR最南端の有人駅「山川駅」
自分たちはアクセス性を考慮してレンタカーで回る事にしました。まず訪れたのがJR最南端の有人駅である山川駅。
駅の正面には”日本最南端の有人駅”のポールが建っています。もっとも沖縄にゆいレールが出来て以来その座を明け渡してしまっていますが…。
駅の側には周辺の観光案内図がありました。見どこがおおくあります。UMA好きの方でしたらご存知かもしれませんが、ネッシーならぬイッシーが住むと言われる池田湖が比較的近くにあります。自分は知りませんでした。
鹿児島中央~指宿間はそこそこの乗車人数がありますが、それより西となるとめっきり乗客が減ります。1両で十分ないのでは?と思いますが、キハ47形での運用ではそうは行きません。
山川駅を訪れた理由 西大山駅の入場券の購入
山川駅を訪れたのはもちろんJR最南端の有人駅を見に来るためですが、それともう一つ大切な目的がありました。それは西大山駅の入場券を購入するという事です。
無人駅ですので入ろうと思えば簡単に入れます。しかしだからと言ってJRとしても”ご自由にどうぞ”とは言えないでしょう。何か事故があったら大変です。そこで最寄り駅で入場券を発行、見学者にとっても記念となるという一石二鳥なアイディアです。
いざ、西大山駅へ
山川駅から西大山駅までは車で15分弱。広々とした道路ですのでスピード超過に注意しながらドライブ。
毎回思うのですが、どうしてもっと引きでの写真を撮らなかったのだろう…。後で見返して”しまった”となります。西大山駅も駅全体の写真を撮りそこねました。なので今回もGoogleストリートビューの画像をお借りします。
ここが駅?という感じですね。上の画像、右の方にうっすらと見えるのが開聞岳です。(画像をお借りしたのはこの一枚だけです)
駅の駐車場から一段高い位置にホームがあるだけの簡素な駅でした。JR日本最南端の駅北緯31度11分の看板が掲げられています。
入場券を持っていますので堂々と入って行きましょう。幸いこの日は観光客がほとんどおりませんでした。
駅には日本各地にあるJRの最果ての地が示された看板がありました。すべての端を制覇するにはかなりの労力がいりそうです。
主役は開聞岳
恐らく次の写真が最も有名なアングルなのではないかと思います。草の生えきった線路、バックには開聞岳。絵になりますね。別に鉄道が好きというわけではなくてもこのような風景が見られるならば行ってみたいと思う人もいるはず。
惜しむらくは残念ながら雲がかかってしまっていた事でしょうか。
開聞岳
- 日本百名山の1つ
- 標高924m
- アクセス:開聞駅より徒歩20分
しばらくすると列車がやってきました。駅の南側から撮ってみました。
返す返す雲が残念…。
さらに指宿方面を向いたアングルで列車を撮影。
この、草の生えきった線路が郷愁をそそります。指宿枕崎線は良く揺れると言われますが、なんとなくわかる気がする一枚です。
さて、西大山駅には幸せの黄色いポストなるものがあります。Googleマップにもしっかりと表示が出ていました。最南端の駅である事よりもむしろ幸せの黄色いポストの方が有名だったりして。
西大山駅を訪れるにはレンタカーが便利
西大山を列車で訪れようとすると、乗り継ぎの問題がどうしても出てきます。周りには時間をつぶすような場所がありません。次の列車までひたすら待つよりもレンタカーで駅に行った方が効率がいいですね。最安値の比較やポイントが使える楽天トラベルの使い勝手が一番良いので個人的にはちょくちょく利用しています。
まとめ 雲がかかっていない時にもう一度見てみたい
JR最南端の駅という意味では一度見ればもういいかな、と思うのですが、きれいな開聞岳の写真が撮れなかった事を考えると今一度リベンジしたい気持ちになります。鉄道も好きですが山も好き。なかなかチャンスはないと思いますがいずれ訪れたいと思います。
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