あの有名なスペイン広場へ
ギリシャに10日ほど滞在したあとイタリヤに3日間滞在する事に。3日ではとても見尽くせませんのでほぼローマの有名どころの観光に終始しました。ローマと言えばスペイン広場。もちろん行ってきましたよ。行く前に一応予備知識は入れていったつもりです。例えば、ジェラート禁止とか…ね。ローマの休日の影響でしょうか、やっぱり皆さんやりたがるんでしょうね。
訪れたのは2019年7月の平日、午後の早い時間帯です。いやあ、すごい人混みでした。特にスペイン広場のあの有名な階段の下辺り、噴水回りが特に大混雑です。みなさん下から階段を見上げたアングルで写真を撮っていました。
観光地ではやはり犯罪にご注意
多くの人だかりの中にポツンととまる自動車が一台。警察のパトカーでした。大勢の観光客が集まる場所ですからね。常に見張っていてくれることはありがたい事です。
気を付けたい犯罪としては…
- スリ・置き引き
- 強引な押し売り
などがあります。やはりスリや置き引きには気を付けたいですね。自分たちも常に後ろの人とか不意に話しかけてくる人に気を付けていました。旅行メンバー間で声を掛け合いながらスキを作らないようにすると良いようです。
また、押し売りの類もいくらか見受けられました。バラの花とかを無理やり持たせようとし、手に取るとお金を請求してくる、という手口です。大抵の人はスルーしていたのですが中には手に取ってしまった人も。ですが売り物だとわかると”いらないよ”とキッチリ”返品”。こういう場所でははっきりとした意思表示が必要ですね。この手口はYouTubeで見て知っていたのでそのような人には出来るだけ近づかないようにしていました。
広場に鳴り響く警官のホイッスル
さて、警官が警戒に当たっていたのはスリ・押し売りの類だけではありません。ご存知のようにスペイン広場でジェラート(アイスクリーム)を食べる事は禁止されており違反者には罰金が科される事もあるようです。そのような景観を損なう事への警戒も行っていたのです。自分たちが訪れた時も頻繁に警官の吹くホイッスルの音が広場に鳴り響いていました。いやあ、この暑い中お疲れ様です。
とはいえ、そんなしょっちゅう”ピーピー”吹かないといけないほど違反者がいるんだろうか…なんて思えるほど頻繁だったのでちょっと不思議でした。しかしこれには深いわけがあったのです。
なんと!スペイン広場の階段が座ってはいけない事に
警官がピーピーと笛を吹いて警告をしていたのはなんと、階段に座っていた人たちに対してでした!そこに座ってはいけないと警告を発していたのです。あとで知ったのですが条例で座る事も禁止になったそう。最近そんなニュースが飛び込んできて納得しました。すでにその流れが始まっていたんですね。そんなことはつゆ知らず、多くの人が次から次へと階段に腰掛けようとします。そのたびにピーピー。あの徹底ぶりは見事としか言いようがありません。
座れない事のメリット。写真が撮りやすかった
警官の地道な努力の甲斐あってか、階段上が比較的すいている時間帯が多く見受けられました。写真を撮るにはむしろちょうど良いのでは?
恐らく以前は上の画像にある階段に沢山の人たちが座っていたのでしょうね。
もっとも、別にわざわざあそこに座らなくてもいいかな?!とは思います。自分たちが訪れた時はちょうどヨーロッパに熱波が到来して話題になっていた時期の前後。とにかく熱い日が続いていましたので日向の階段に座って一休みしたいとは思いませんでした。
”そういえばローマの休日はまだ見てなかったな、今思えば一度見てから来ればよかったかも”と思いました。見てたら座りたくなっていたのかもしれません。でもうちの奥さんは好きで何度か見ているけど何も言ってなかったな。改めて映画を見たらまたローマに来たくなったりして。
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