ブリッジ交換でストラトがレスポールのような弾きやすさ!弦間ピッチ10.5mm GOTOH NS510T-FE1を購入

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GOTOH NS510T-FE1。ようやく見つけたナロースペーシング・弦間ピッチ10.5mmのブリッジです。少しでもレスポールの感じに近づけようとValleyArtsに付けてみました。取り付けレビューです。

ストラトでもレスポールのような感覚で弾きたい。GOTOH NS510T-FE1(ナロースペーシング・弦間ピッチ10.5mm)ブリッジを購入

ついに、後藤ガット(G-GOTOH)から弦間ピッチ10.5mmのブリッジ「GOTOH NS510T-FE1」が発売されました。というより「発売されていた」という方が正確かも。

なぜ10.5mmが必要なのか?

10.5mmナロースペーシングブリッジを長年探し求めていました。少しでも弾きやすくするためです。自分が普段メインで使うギターはレスポール。ABR-1のチューンオーマチック(TOM)タイプです。これに慣れていると、サブギターであるストラトタイプのギター(ValleyArts S7)が弾きにくくて仕方ありません。現状ついているのが同じくGOTOHのGE-1088Tという10.8mmピッチのもの。その差わずか0.3mmなのですが違和感が…(腕が追い付いていないだけですが…)。そこで、ValleyArtsのブリッジを交換し、少しでも楽に弾けるように改造する事を思いつきました。

 

ナロースペーシングとは…弦と弦の間隔が10.5mmと、比較的狭いピッチのブリッジの事。ビンテージストラトが約11.3mmなのに対しレスポールは約10.4mm。

 

候補として考えたもの

  1. Shure(製造はGOTOH)10.5mmタイプ
  2. Fenderのアメリカンスタンダードのシンクロナイズドトレモロ
  3. 無名国産の多くに10.5mmがある

1はとっくに欠品(製造中止?)。2のアメスタのものは、必要としているブラックがない。3の国産無印はバラ売りなし・そもそも問題外。

とにかく物がない。という事で半ばあきらめていたのですが、ある時偶然販売されていた事に気づきました。

ナロースペーシングのブリッジ「GOTOH NS510T-FE1」購入

後藤ガット(GOTOH)からNS510T-FE1というナロースペーシングのストラト用ブリッジが発売されていました。どうやら一定数の需要はあったようです。皆さん考えることは一緒のようですね。

早速サウンドハウスGOTOH ( ゴトー ) / NS510T-FE1 Black をリクエスト購入。年末年始を挟んだので5週間待ち。こちらのモデルは受注生産のようですので基本どこで買っても待たされます。25年待ったさ。たかが5週間、瞬きみたいなもの

ちなみに、時々アマゾンで即納のものが出品されていたりしますが、基本割高ですね。自分が見た限りではサウンドハウスが最安でした。

受注生産の為、どこで買っても1か月は待たされます。

 

サウンドハウスへのリクエストが地味に便利

受注生産品だけあってお値段は高めです。出来るだけ安く買いたかったのでサウンドハウスを当たってみたのですが、サウンドハウスのWEB上にはGOTOH ( ゴトー ) / NS510T-FE1 Black が載っていませんでした。そこでサウンドハウスに取り扱いをリクエスト。するとすぐに載せてもらえたのでスムーズに購入出来ました。必ずしもリクエスト通りにいくとは限りませんが、欲しい商品があった場合リクエストしてみるのも手だと思います。

サウンドハウス

 

ナロースペーシングシリーズにはTとTSの2種類がある
GOTOH ( ゴトー ) / NS510T-FE1 Black と似たモデルに GOTOH ( ゴトー ) / NS510TS-FE1 Black というものがあります。違いはブロックの形状と素材。Tシリーズが真鍮ブロックなのに対し、TSシリーズはスチールブロックという表記となっていました。TSの方が若干値段が高く、また場合によっては在庫もあるようです。

今ついているGOTOH GE1088TからGOTOH NS510T-FE1に交換

 GOTOH ( ゴトー ) / NS510T-FE1 Cosmo Black GOTOH ( ゴトー ) / NS510T-FE1 Black

(画像はコスモブラックです。)

実際に購入して届いたのがこちらのブラックモデル↓

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現状のGOTOHの「GE1088T」と比較

共通点

  • 二点支持タイプである
  • スタッド間のピッチは56mm

異なる点

  • スタッドの形状と直径
    GE1088T → 5mmの木ねじ
    NS 510T → 10mmのアンカー方式

 

果たして簡単に交換することが出来るものでしょうか?GOTOHに問い合わせたところ次のような返信がすぐに来ました。

GE1088TからNS510T-FE1への換装でしたらスタッド位置は同じですのでアンカー用の
径で穴を拡大する事で可能です。
中には1088Tのスタッドのままで使用している方もいる様です。
ただ1088TとNS510Tではアームシステムが異なりボディによってはアームホルダーの
逃げ加工が必要なギターもございます。
ボディとの干渉はこちらでは検証できませんので弊社HPの製品詳細寸法図を参照に
ご確認ください。

 

以上のような返信がすぐに来ました。そこで考えた案が3つです。

  1. そのまま付けてみる
  2. 自分で穴をあけてみる
  3. リペアショップに頼む

1.そのまま付けてみる→運用方法を工夫すれば使えなくはない

 

中には1088Tのスタッドのままで使用している方もいる様です。

…という事でしたので、やってみました。結果、弦を張った状態であれば問題なし。ブリッジの駒を1mm程度出してあげれば、オクターブピッチもあう感じです。スタッドの高さを微調整し、ブリッジのあたる部分をきちんとセンターに持って来て引っかけます。

ただしこのまま使う場合注意点が一つ。スタッドの引っ掛かり部分が小さいため、すべての弦を外してしまうと、トレモロユニットのバネの力の方が勝り、ちょっとした加減で”びよ~ん”とブリッジが跳ね上がります。ブリッジを交換する際には、弦を張ってからバネを張るようにしたほうが良いでしょう。弦交換もいっぺんにすべての弦を外すのではなく一本ずつ交換する工夫が必要です。

スタッドを変えない場合、弦の交換には注意が必要

 

見た目を気にせず、費用をかけたくない場合はこれでOKかと思います。(自己責任にてお願いします。)

なお、GOTOHからの返信にもあったように、アーミング時に部品がボディーに干渉するようでしたらザグリが必要。特にアームを裏で締めているナットが曲者で、微妙に当たりそうになります。

画像

自分の場合アーミングはしないのでOKでした。

余談ですが、この調整作業中、GOTOH製品の精度の高さを目の当たりにしました。さすが、世界のGOTOH。Made in japanの底力ですね。問い合わせに対するレスポンスも良いですし、いい仕事してます。

2.自分で穴を広げてみる→素人には無理そう

穴の位置は一緒なので、径を広げてスタッドアンカーを埋め込めばOKのようです。

しかし、すでに開いている穴のセンターを出すのは難しく、正確に垂直に穴を広げるのは至難の業。なにしろ、ドリルがボディーに当たった時にそこを支点に刃が逃げようとするような力のはたらきが出る為、センターをはずしかねません。

本来的には…

  1. 一旦既存の穴を埋める
  2. 改めて穴をあけ直す

以上のような工程を経なければなりません。埋めるのも大変ですし、開けるのも大変。がっちり固定したうえで精巧なボール盤で穴あけしないと無理でしょうね。そんな設備も技術も持っていませんので断念です。

 

3.リペアショップに頼む→今回はこちらを採用

結局リペアショップに頼むことにしました。お願いしたのは愛知県春日井市にある、「Bizen Works(ビゼンワークス)」さん。マスターの出身地が岡山(備前)だからBizenだそうです。

特にマスターの木に対するこだわりが半端なく、知識が豊富でなおかつ気さくな方でした。

持ち込んだ際、マスターには費用の掛からない方法も教えてもらったのですが(商売人というより職人さんですね)、比較検討した結果やはり埋め込みをお願いしました。

仕上がってきた時の写真を貼っておきます。

画像

大変丁寧な仕事をしていただきました。HPによりますと、もともと神田商会ゼマティス事業部の工場長さんだったらしく腕とキャリアはお墨付き。

また、かつてかかわっておられたモデルについてもお聞き出来、色々な意味で納得。
(※個人的にお聞きしたことですので、モデル名は伏せさせていただきます。)

店内には目も眩まんばかりの美しいメイプルトップLPが飾られていました・・・。懐具合に余裕があれば欲しい・・・。近くの方でリペアをお考えの方は是非行ってみて下さい。

もし”木”が好きな方でしたら、お店に入ったとたん

「うぉ~!」

っとなりますよ。理由は行けばすぐにわかります。Bizen Worksさん。お勧めのショップです。

まとめ ストラト使いの皆さんで弾きにくさを感じられるようでしたらナロースペーシングのブリッジ交換はお勧め

リペア代と部品代でそこそこかかってしまいましたが結果満足しています。

肝心の弦ピッチ10.8mm → 10.5mmになった感想ですが、たった0.3mmの差とはいえ感覚的に楽になりました。一つ0.3mmでも6弦分となると0.3mm×5つの隙間=1.5mmとなりますので結構な違いです。これがストラトのシンクロナイズドトレモロだとその差が4mmにもなりますから違いは確実に体感できるかと。スケールの違いは依然ありますので当然完全に同じようにはいきませんがストラトが弾きにくいと思われるようでしたらGOTOH ( ゴトー ) / NS510T-FE1 Black のようなブリッジの交換はかなりお勧めです。

もう一つ。サウンドハウスへの商品リクエストをうまく活用するのも手です。割安ですしポイントも付きます。

加えてあともう一つ。Bizen Worksさんというショップが知れた事が収穫でした。ショップ訪問時には工房やストックされていたレアな素材も見せてくださり、バリトラ・フレームメイプルの素の状態をこの目で見る事が出来、それだけで幸せでした。長くお付き合いしたいお店です。

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