飛行機に乗っての旅行をささやかな楽しみとすべく始めたゆるマイラー。しかし、今のこのコロナ禍で航空業界が先行き不透明なうえ飛行機を使っての遠くへの旅行もままならない雰囲気。そこでマイルを貯める生活からdポイントを貯める生活に舵を切る事にしました。ゆるマイラーとして今後への期待を込めつつ、一時的にメインクレカの微調整に踏み切った理由を取り上げてみます。
※あくまで個人の感想です。
我が家の場合「今は航空系マイルの貯め時ではない」と考えた理由~ポイ活の見直し
コロナ禍における昨今の自粛ムードのなか、より遠くへ向かう旅行がしづらい雰囲気になってしまいました。そんな中方向転換せざるを得なくなってきたのが「マイルを貯めるか?それともdポイントを貯めるか?」という問題です。
なぜマイルを貯めていたのか?
そもそもマイルをメインで貯めていたのは、特典航空券が目当てでした。たまったマイルで時々飛行機を利用し沖縄や北海道旅行にいく。ささやかとは言えないそんな旅行もマイルがたまれば少しの出費で可能になったのです。
JAL、ANA共にマイレージプログラムに参加していますが、メインはJAL。支払いのほとんどをJALカードに集約させることで効率よくマイルを貯めることが出来ます。JALカード会員はショッピングマイル・プレミアムに入会することで、支払いの1%がマイルに積算されます。年間100万円で1万マイル。光熱費やネット・ケータイ代、普段の買い物等、固定費といえる支払いをすべてJALカードに集約させれば無理なく確実にマイルを貯める事が出来ました。
マイルは特典航空券に利用して初めてお得感が出る
マイルの使い道は様々ですが、特典航空券に利用するのが最も効率的でお得だと言われています。1マイル=約2円以上の価値にはなりますし、使い方によっては4円以上の価値にもなります。
しかし、他の用途で使おうとすると一気にお得感が減ってしまいます。以下、JALマイルを交換する場合の例ですと…
- 10,000マイル=11,000WAON*1
- 5,000マイル=5,000eJALポイント
- 10,000マイル=JALクーポン・12,000円分
- 10,000マイル=dポイント・10,000ポイント
- 10,000マイル=Amazonギフトカード1万円分
*1:2021年3月31日までのレート
上記はあくまで一例ですが、10000ポイント以上の変換レートで1倍~1.2倍程度がほとんどです。中には1万マイルで1.5万eJALポイントというのもありますが、そもそもが高額になる事の多いJALツアーやパック製品で使う物ですので、使いづらい事に変わりはありません。そもそも飛行機を使っての遠出旅行がしにくい期間がいつまで続くか不透明なので今悩んでいるわけです。
実質1%のレートとなると、dカードゴールドのような初めから1%のポイントが付くクレジットカードと変わらなくなってしまいます。
せっかく貯めてもマイルには有効期限がある
通常のマイルには3年の期限が付きます。自分たちの計画では3年間マイルを貯めて近場の海外旅行か、もしくはもう少し短めの頻度で沖縄・北海道旅行か、という事を想定していました。ですが2020年現在、どうやらこの先1~2年は飛行機での遠出旅行が難しくなってしまいそうです。そうしている間にもせっせと貯めたマイルが有効期限を向かる事になってしまいかねません。
ショッピングマイル・プレミアに入会していないと200円=1マイル
そもそもJALカードの場合、ショッピングマイル・プレミアムという有料オプションに加入することで100円=1マイルが積算されます。しかし加入していないと、200円=1マイルしかマイルが付きません。ショッピングマイル・プレミアムの年会費は3300円です。それを支払って元が取れるのは、特典航空券での利用を想定しているからでした。もし、特典航空券で利用しないのでしたら、3300円を余分に払う価値がなくなってしまいます。もちろん加入しなければ、積算マイルが半分になってしまうため換算0.5%というごく一般的なレートになります。
dカード・ゴールドだと1%以上が確実にたまる
もちろんショッピングマイル・プレミアムに必要な3300円が惜しいわけではありません。それほど大きな金額ではないと思います。悩ましいのはdカードゴールドの利用額が年間100万円を超えると確実に1%以上になるため、どちらか一方に集約した方が明らかにお得なのです。
分かれ目は年間利用額100万円
自分の場合、dカードゴールドでどれくらいポイントが溜まるのか考えてみました。
- 年間100万円以上利用で、1万円クーポンが発行される
- dカードゴールド=通常1%ポイント還元
- d払い特典等のポイントアップキャンペーンが多数
- 長期ドコモユーザーなので現状月1500ポイントが付いている
通常の利用でも1%が付きますが、定期的に実施されるポイントアップイベントが思いのほか熱いのです。まじめな話知らぬ間にザクザクとたまるイメージです。そう考えると、通常使うメインのクレジットカードを変更し、dカードゴールドに集約させ、年間100万円オーバーをねらった方がむしろお得だという事になりました。
JALカードでは、純粋にカードで支払った金額に対してマイルが加算されますが、どう頑張っても1%どまりです。一部特約店にて利用すると2%にはなりますが、恩恵を受けられるのは普段の買い物はイオン、ガソリンはエネオス、コンビニはローソンと決まっている人くらいでしょう。JALの方がお得になるためには、特典航空券でのマイル消化を前提とした場合だけという事になる計算です。
マイル 疲れる? 無理なく貯めるから”ゆるマイラ―”
当サイトを訪れる方々の中に”マイル 疲れる”といったワードでたどり着く方が案外おられます。ポイ活って、気を使いすぎると疲れるんですよね。なので出来るだけユルく、適度なこだわりでやっていった方が良いようです。
その点、年間100万円の利用額は毎月の固定費を考えれば余裕で越えます。何も考えずに貯められた方がストレスも少なく良いのでは?と思います。昨今のコロナ禍で世の中どのように変わっていくか未知数ですしね。つつましくささやかな生活を目指そうと思っています。
もちろん、懐具合の良いご家庭ではマイルと他のポイント、両方同時に貯める事も可能かと思います。もっともそういった方々は初めからマイルやポイントの有効期限のないSPGアメックスやスカイトラベラーカードあたりを所持されてるでしょうからあまり関係ないのかもしれません。
まとめ 飛行機旅への期待を抱きつつ、今は我慢の時
- あくまで特典航空券狙いなら初めからマイルで貯めた方が効率的
- 飛行機旅がむずかしいようならdポイントで貯めた方がお得
いつの日か飛行機を使って遠くへ行く旅行が普通にできる時が戻ってくると思います。それがはたして1年後なのか2年後なのかは誰にもわからない事だと思いますが、その動向に注意しながらメインカードを調整していこうと思います。
本音で言いますとね、このままマイルを貯めたいですよ。そしてまたあの空港で感じるわくわく感を味わいたいものです。もしマイルに有効期限がないのであれば恐らくこのままマイルをメインに貯めていた事でしょう。残念ながらそれは無理のようです。ただJALカード自体は今後も活用していきたいと思います。
無理なくマイルを貯めるのが”ゆるマイラ―”。上手に微調整をしながら次のフライトを夢見つつポイ活していきたいと思います。
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